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院長インタビュー
“地域にお住まいの方々の
役に立ちたい”
そんな思いで2018年12月に
よしかクリニックを開院
医師になろうと思ったきっかけは?
私の家はいわゆる医者家系というわけではないのですが、医療に興味があって関西医科大学医学部に入学し、その後は病態検査講座というところへ入り、高血圧や血液検査をはじめとする検査医学の道に進むようになりました。
検査医学の道へ進まれたのはどうしてですか?
検査医学は未だ確たるものが定まっていない分野で、そこに興味を持ちました。
ただ、病院の検査室にこもって検査ばかりする医師もいれば、臨床側に近い医師もいて、大学卒業時は臨床医になりたかったので臨床に近い検査教室に進みました。
現在の地域を開業場所に選んだ理由は?
大学を出てしばらく京都の病院に勤務していたのですが、その後、関西医大に戻ってきてこの近くに住み始めたので、“自宅から近い”というのも理由の1つです(笑)。
他にも色々な場所を検討したのですが、土地勘があるところで開業した方がいいかなと思い、また近隣にクリニックが少なかったので、周辺地域の方々にとっても良いと考えてここを開業場所に選びました。
全国でも珍しい臨床検査科
「健診で引っかかった」という方に詳しく内容をご説明
検査医学が専門ですが、開業医となった経緯は?
検査教室に進んだ時から、検査室にこもって検査だけをしたかったというよりは、内科の1つの分野として検査がこれからますます重要になっていくと考えていました。
そして大学卒業後、「さあ、自分は何を専門にしようか」と考えた時、後に進むことになる検査医学の先生に「内科の医師は検査のことを知っておいたほうがいい。ただ、検査のことだけを知っていてもだめで、実臨床に加えて検査のことを知っていることがプラスになる。なので、まずは一般内科を勉強してきなさい」と助言していただき、検査に加えて内科の勉強ができるということで京都の病院で勤務医として働くようになり、そちらで実臨床を経験し、関西医大へ戻って来た後、2018年12月によしかクリニックを開院しました。
検査を専門とする医師であることの強みは?
血液検査1つにしても、ものすごくたくさんの項目があります。
当然ですが、医師は自分の領域のことはよく知っています。
例えば、循環器の医師であれば循環器の検査のことを、消化器の医師であれば消化器の検査のことをよく知っています。
ですが、今の血液検査はある程度セットでオーダーすることが多いので、“よく知らない領域の項目”も含まれています。
そのため「専門領域に関わる項目はわかるけれど、そうでない項目はよくわからない」ということが起こります。
私は臨床検査専門医の資格を持っていて、当院には全国でも珍しい臨床検査科がありますので、検査に関する豊富な知識・経験があり、「専門以外はわからない」ということは基本なく、様々な検査項目の内容をきちんと読み取り、それを患者さまにご説明することができます。
なので、健康診断を受けて検査結果をお持ちの方には、「一度それをご持参ください」とお伝えして、各項目の結果について詳しくご説明するようにしています。
臨床検査技師による見逃しの
ない正確な検査
身近なクリニックとして患者さまのお話に
しっかり耳を傾ける
よしかクリニックの特徴は?
今お話しした通り、臨床検査専門医から検査結果に関する正確な説明が受けられること。
そして当院には臨床検査技師がおり、超音波検査(エコー検査)や呼吸機能検査(スパイロメトリー)を実施しています。
「餅は餅屋」と言いますが、やはり検査の専門家である臨床検査技師が行う方が精度が高く、見逃しのない検査が行えるようになります。
さらに当院では腹部エコーと心エコーで違う臨床検査技師を招いていて、それぞれの専門性を活かした検査を行ってもらっています。
あと、私は循環器専門医で特に高血圧を専門としていて、高血圧専門医の資格を持っていますので、高血圧でお悩みの方に専門的な診療を行うことができます。
患者さまにご満足いただくために、普段大切にしていることは?
私はよしかクリニックを“普通のクリニック”と思っていて、当院でしかできないことや、当院でしか受けられない検査はないと考えています。
ですが、そうした身近なクリニックとして、とにかく患者さまのお話をよく聞くようにしています。
例えば次に患者さまが待っていないようであれば、次の方がお越しになるまでゆっくり時間をかけてお話ししたり、お悩みをおうかがいしたりしています。
患者さまとどんなお話をしているのですか?
病気のことだけでなく、患者さまの生活背景にも話はおよびます。
それをしっかり把握していないと、治療は上手くいかないと思っているからです。
例えば生活習慣病であれば、普段の生活や食べ物が関係します。
ご夫婦で暮らしているのか?お子さまと同居しているのか?そういうことを知ることは治療に繋がり、よくあるのは「二世帯で住んでいて、若い息子夫婦に合わせて脂っこいものを食べている」というようなケースで、こうした生活背景は家族構成にまで話がおよばないと出てこないものです。
患者さまとスタッフの関係はいかがですか?
正直、当院のスタッフはみんな優秀だと思っていて、患者さまと接するのが好きな人ばかりです。
受付スタッフにしても、お越しになられた方へ「体調はいかがですか?」とお声かけするなどきめ細やかに対応してくれています。
当院の受付は入口がすぐ見える配置になっているのですが、これには理由があって、ご高齢の方や車椅子の方がお越しになった時、すぐにドアが開けられるようにするためです。
小さな心がけかもしれませんが、患者さまへのおもてなしとして大切な取り組みで、当院のスタッフもそれをよく理解していて、自然と実践してくれています。
医師・看護師・臨床検査技師・受付が1
つのチームとなり
全員の力で皆さまの
健康な毎日を応援
最後に、よしかクリニックの診療理念を教えてください
“よしかクリニック”とクリニック名に私の名前が入っていますが、私は当院を“自分のクリニック”とは思っていません。
医師、看護師、臨床検査技師・受付のみんなで1つのチームとなって、地域にお住まいの方々の健康な毎日を応援したいと思っています。
なので、“よしかクリニック”は医院名というよりも、チーム名という認識です。
当院の診療は私だけで成り立っているわけではありません。
受付、看護師、臨床検査技師とみんなの力がクリニックを支えてくれています。
そうしたみんなの力で、これからも皆さまの様々な症状・お悩みにしっかりとお応えしていきたいです。